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20.07.01 展覧会のお知らせ/ノルウエー

この夏(8月/9月)、ノルウエーの森で「コロナ禍」後の人と自然をテーマにした展覧会を開きます。
 

“LIFE WITH NATURE”

ノルウエー/ベルゲン・イェービク・オスロ・ドランメン・フレドリクスタ
 Lisa Karina Bakke(写真家)/ Nakajima Hiroyuki(書家)
 

Web Site: “LIFE WITH NATURE”

プロモーションビデオ

 

インドではヒマラヤ山脈が30年ぶりに姿をあらわす
ベネチアの運河では泳ぎまわる魚が見える
人気のないフロリダのビーチには大量のウミガメが集う

新型コロナウイルス禍の中、かつてない自粛によってこれまでの暮らしや社会、そして自然環境は一変しました。我々は今、未だかつて見たことのない景色の中にいます。コロナ禍は私たちにとって苦難であるだけでなく、自然に対する立ち位置を見直す機会でもあります。「私たちにとって自然とは何だったのか…私たちは自然に何をなして来たか。」こんな時でもアートに国境はありません。異なる価値が出会うところに新しいものが生まれます。このプロジェクトがコロナ後の世界を再考する手がかりになれば、そしてノルウエーと日本との文化の架け橋になればと願っています。

Lisa Karina Bakke/ Nakajima Hiroyuki

 

このプロジェクトはノルウエーのロックダウンが解除された日にはじまる。その日、Lisa Karina Bakkeは実に久しぶりに子どもを連れて家の外に出た。幸いすぐ近くには森がある。彼女は子どもだった頃を思い起こしながらひたすら森を歩いた。自然の恵みを受けて遊びまわる子どもの姿にかつての自分を見出しながら、彼女はそれを夢中で写真におさめた。そしてこの貴重な経験は彼女のうちなる子ども心を呼び起こすことになった。
ともにコロナ禍にある日本。中嶋はノルウエーから突然のメールを受ける。Lisa Karina Bakkeからのプロジェクトのオファー、そのコンセプトに共感しすぐに返信を送った。Lisa Karina Bakkeが森の散歩で撮った写真はフォトポリマー(*1)によって版画にされる。中嶋は漢字「生」を藍やくるみ、オリーブなどの自然染料を使って和紙に書く。そして二つの作品はシン・コレ(*2) という特殊な版画技法によって重ね合わされ、一つの作品となる。これはノルウエーの森をとらえた光と水のフォトポリマーと、自然染料と和紙による日本の書の融合を試みた初めてのアートワークである。
*1 フォトポリマーは写真画像を感光性のある印刷版を使ってエッチングプレスで印刷する。化学薬品を使わず自然の光と水によって版をつくる版画技法。
*2 シン・コレとは台紙に極薄の繊細な東洋紙などを貼り付けて刷る版画技法。


展覧会のお知らせ/ノルウエー Girl in the lake (indigo color)
Girl in the lake (indigo color)
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