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19.08.23 個展”生/LIFE” 香港に思う

先週、香港から帰国。今回はいろいろと思うところがありました。まず心配したのは折からの抗議運動の影響で、目的地に無事たどり着けるかどうか。ネットやテレビで香港情勢を絶えずチェックする毎日でした。幸い、行きのフライトは大規模ストライキ(8/5)の翌日、帰りのフライトは全便欠航となったその日(8/12)の数時間前。紙一重で事なきを得ました。これは本当にラッキーでした。
 そして香港にいて肌で感じたこと。東京、パリに続くこの個展は、社会における多様性がテーマでした。人それぞれの「生」が社会の不寛容によって抑圧されてはならない。かつて香港にはもっと自由にものを言える空気がありました。その自由が今じわじわと奪われつつある。香港警察の取り締まりが激化し、中国の武装警察がすぐそこまで迫ってくる。現地に身を置く緊張感の中で願う。将来もこうした個展が出来る香港であってほしいと。
 表現の自由があってこその多様性だと思う。オープニングに一番で来た若いカップルは「タイムリーなテーマですね」と言ってくれた。圧倒的な数で抗議する市民の姿、街のあちこちに出現したレノン・ウォールのポストイット。ギャラリーの壁の「生」の一枚一枚がそれに重なって見えた。
 ギャラリーの皆さん、香港に呼んでいただきありがとうございました。


個展”生/LIFE” 香港に思う Picture: GETTY IMAGES/ANTHONY KWAN
Picture: GETTY IMAGES/ANTHONY KWAN
個展”生/LIFE” 香港に思う Picture: REUTERS/Tyrone Siu
Picture: REUTERS/Tyrone Siu
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